PCオーディオ用にパソコンを購入する時には基本的にはノートパソコンが選ばれます。

デスクトップパソコンではなく。

PCオーディオ用途で言えばDACをどこにするか決めて対応している端子があればどのノートPCでもほとんど大差はないと思います。

(再生ソフトが起動できれば良く、DACはノートPCの外部で行うため)

ですが、新規にノートPCを購入する場合は静音性に関わる部分は気をつけておいた方が良いと思うので、購入時に確認した方が良いと思う事を記載します。

記事の目次

  1. 排気性能
  2. PC内部の温度上昇
  3. 厳密に言うとSSDの方が良い
  4. 静音性や温度上昇についてのレビューは確認しておく
  5. まとめ

スポンサーリンク


排気性能

オーディオ関係で使う場合、PCに静音性能が求められるので、排気性能が高いノートPCを選ぶと使用中にファンの回転数が上がりづらく、使用中に騒音がしにくくなります。

といっても、普通のノートPCの場合、排気性能自体(ファンの性能など)は比べるのは難しいです。

強いて言えば、PC内部にいくらか空間があった方が排気性能は良いので、めちゃくちゃ薄いPCよりは厚みがあるPCの方が排気性能という面では若干上です。

なので、PCオーディオ関係の用途で言えばあんまり薄すぎるPCも考えものかなとは思います。
(熱がこもりやすく排気が不十分だとファンの回転数が上がり音が聞こえる事があるため。)

PC内部の温度上昇

ノートパソコンは消費電力が低いPCパーツで作られている物が多いですがその中でも消費電力が低い商品や省電力タイプの物にしておくと音楽聴いている最中に邪魔されずに楽しめるかと思います。

これは、比較対象のノートPCの各パーツの仕様表を見て「TDP」などを比較します。

TDPは消費電力に関係があるので、温度上昇に関係があり、温度上昇はファンの回転数に関係があり、ファンの回転数は静音性に関係があります。

性能が高いPCパーツの場合はここは高くなる傾向があります。

なので、オーディオ用途のノートPCという事で言えば、性能が高すぎる事が問題になる事があります。

また、温度上昇に関してはCPUクーラーの性能なんかも関係してきますが、ノートPCの場合CPUクーラーの性能を知るにはレビューなどを確認するくらいしかやりようがないと思います。

厳密に言うとSSDの方が良い

また、HDDよりはSSDタイプのノートPCの方が静音性はあります。

ただ、そうは言ってもハイレゾ音源のファイルは結構容量があるので、アルバム何枚も購入するとなるとすぐに足りなくなり、音楽ファイルの保存場所は外付けHDDを使用する事になるとは思います。(もしくはNASとかクラウド系のストレージサービス。)

それでも、再生ソフトのプログラムはSSD部分に保存してある方が無音状態で再生ソフトを使用できます。

静音性や温度上昇についてのレビューは確認しておく

上述した様な事は「かなり音に配慮するPCオーディオ用のノートPC選び」という感じなので実際はそんなに気にする必要はないとは思います。

排気性能もPC内部の温度上昇もそこまで大差ないですし、HDDの音も別に気になる程ではないです。

ただ、使用中にPC内部の温度上昇があり、排気が足りず、ファンがかなりうるさい等は実際にありえる事なので、購入予定のノートPCのレビューで「底が熱くなる」とか「ファンの音がうるさい時がある」等の言葉がないかを確認して下さい。

特にかなり薄いノートPCを検討している場合には注意して確認して下さい。
(薄くて排気性能が足りず、PCパーツの温度が上がり、底が熱くなり、ファンの回転数が上がり、うるさい、となる事があるので。)

ノートパソコンの静音性がめちゃくちゃ気になるという場合には、一応「PCオーディオ用のノートパソコン」としてオーディオ系のメーカーが販売している事があるので選択肢に入れるのも良いかもしれません。

まとめ

まとめると、PCオーディオ用にノートパソコンを新たに購入する場合には、

  • 排気性能の高い物(厚みがあったりファンの性能が高い物)
  • PC内部の温度上昇を抑えるため低消費電力のパーツの物(TDPの比較・CPUクーラーの感想など)
  • SSDの物
  • 静音性のレビューが高い物

などに気をつけてノートPCの騒音を少しでも抑える(けどそんなに気にする必要はない。)、もしくはオーディオ系のメーカーが作っているノートPCを購入する、という事になります。

気を付けないとならないのは、どこで“DACを使用するか?”って事ぐらいです。

ですが、USB-DACならUSB端子があれば良いので、気をつけるのはCDプレーヤーのDACを使用したい!等の時くらいです。

この場合も、USB-DDCを使用するならほぼどんなPCでも問題ないですが。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

ハイレゾ音源のノートPCはCDPのDACなら光か同軸デジタル付きを購入でUSB-DACならそのままでOK

スポンサーリンク


関連のあるその他の記事