ゲーム用途の場合ノートPCよりデスクトップPCが選ばれる事が多いですが、PCオーディオ用途ではノートパソコンが選ばれる事が多いです。

理由は、DAC(デジタルデータ→アナログ変換)部分を「電子ノイズ」から守るためみたいという事と、デスクトップだと後々静音性にこだわろうとしても難しくなるからです。

が、デスクトップパソコンに光デジタルや同軸デジタルのついているサウンドカードを換装する方が費用がかからないので、デスクトップにしようか迷う事があると思います。

なのでどっちにするかの判断基準になりそうな事を以下に記載します。
PCオーディオならノートパソコンでないとダメなわけではないので。

ただ、私は「電子ノイズ」や「高周波ノイズ」は全然分かりませんので、主に2つ目の理由の「後々静音性を追求したいって思った時に大変」という部分について記載します。

また、これはデスクトップ→サウンドカードでDAC、ノートPC→USB-DACでDAC、という場合です。

デスクトップでUSB-DACの場合は、ノートPCとの違いは配線やスペース、静音性等の違いがあります。

記事の目次

  1. PCオーディオでノートPCが選ばれやすい理由
  2. デスクトップにした場合に後々静音性を求めた場合に大変
  3. まとめ

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PCオーディオでノートPCが選ばれやすい理由

デスクトップではなくノートPCが選ばれやすい理由は主に以下の様な事があります。

  • デスクトップPCは電子ノイズが激しいみたい
  • DACする部分を電子ノイズから守るため
  • オーディオ機器のある部屋の配線をスッキリさせるため
  • 高性能サウンドカードを購入しデスクトップパソコンにする場合、後々静音性を求めたくなった場合には大変

ノートパソコンにした場合、DACはPCの外(USB-DACやCDプレーヤー)でやりますが、デスクトップパソコンにした場合、サウンドカードでDACする事になるのでサウンドカードが挿さっているマザーボードや近くにあるその他のPCパーツからの影響をデジタル→アナログ変換時に受けやすくなる様です。
(DAC時にPC内部の電子ノイズとか高周波ノイズが音質に影響するみたいです。)

そのため、DAC部分を守るため、USB-DACやCDPの様にパソコンの外にDACする機器を持っていけるノートパソコンが選ばれます。PCオーディオ用途の場合には。

また、既にオーディオ環境がある場合、アンプやスピーカー、CDプレーヤーなど音楽を聞く場所は結構配線が多いと思います。

そこにデスクトップパソコンも置くとなると、スペース的な問題も出てきますし、少なからず配線の問題も出てきます。

これもPCオーディオ用途ではノートパソコンが選ばれる理由としてあります。

また、以下に記載する様に、高性能サウンドカードを購入しデスクトップパソコンにする事にした場合、後々静音性を求めたくなっても大変で、最初からサウンドカードの費用や後々のパーツ換装費用をUSB-DACに充ててた方が安くつくし、かなりのUSB-DACを購入できてたかもってなる事がある、のも理由の一つとしてあります。

デスクトップにした場合に後々静音性を求めた場合に大変

デスクトップパソコンで静音性を求めPCオーディオ用のパソコンにする場合、音に関係してくるため発熱排気性能に気をつける必要が出てきます。

オーバークロック時の熱暴走とかと同じで、PC内部の温度が上がると、PC内部についているファンの回転数が上がります。
(PCケースのファンもですし、CPUクーラーのファンもです。)

そうすると、扇風機の弱→強で音の大きさが違うのと同じでファンから出る音がうるさくなります。

それを避けるには、CPUクーラーを静音タイプの商品に変えたくなりますし、ケースファンも静音の物に変えたくなりますし、CPUもそもそも省電力タイプ末尾がSとかTとかのモデル)に変えたくなります。発熱が少ないため。

そうなると、ソケットの問題が出てくるのでマザボ交換も検討しなきゃならなくなる事もあります。

他にも、電源ユニットにもファンはついているので、もし使用中の電源がうるさいものだった場合(変換効率が悪くファンの回転数がすごいものだった場合)、電源ユニットも性能の良い物に変えたくなると思います。(80PLUS認証の上位の物など)

更にHDDを使用している場合、HDDは中にディスクが入っていてそのディスクが回る事でデータを取り出すので少なからず音が出ます。

そしたら、SSDに変更したくなると思います。(SSDはディスクではなくフラッシュメモリの様にチップにてデータの読み書きをするので音はしません。)

そして、PCケース自体も振動が少ない横置きのPCケースに変えたくなったりもすると思います。

こうなると、全替えでパーツ選びに時間も費用もかかりますし、何より、それで出来上がるのがDAC時に影響のあるデスクトップです。

更に、基本的には低消費電力のCPUは性能がそんなに高くないですし、グラフィックボードをつけてしまうとそれも音を増やす原因になるので(グラフィックボードにもファンがついています。)、グラボをつけない事になると思います。

オーディオにこだわりのある方がPCオーディオ用にパソコンを自作するとしたら上記の様な感じでかなり静音性に気をつけたパソコンになると思います。
(静音性のためにその他の性能を抑えた様なパソコン)

後々ここまでやるのは大変ですし、費用も結構かかります。

なので、どうしてもな理由がない場合はPCオーディオ用途ではノートPCが選ばれる事が多いです。

低消費電力でファンの回転数が少ない事が多いし、何よりもDAC部分をPCの外にでき音質に悪影響が出ないというメリットがあるためです。

※PCオーディオだけが用途でなく性能が必要な事をする場合にはもちろんデスクトップも選択肢にはなります。

まとめ

という事で、サウンドカードの方がどちらかというとUSB-DACより費用がかからないですが、そこまで変わらず、その後PCオーディオにハマって音にこだわろうと思った時に、デスクトップパソコンだとかなりの費用が発生する事もある、ってのはデスクかノートか(≒サウンドカードかUSB-DACか)で迷った時の判断基準になるかと思います。

逆に上記の様な事が特に問題ない場合にはデスクトップでも問題はない、という事になります。

また、サウンドカードでもなく、USB-DACでもなく、CDプレーヤーのDACを使いたいという場合には、USB-DDCを使用するか、あんまないですがデジタル出力のできるノートPCを購入する必要があります。

詳しくはこちらの記事を参照下さい。

参照
ハイレゾ音源のノートPCはCDPのDACなら光か同軸デジタル付きを購入でUSB-DACならそのままでOK

e-onkyo music(ハイレゾ音源配信サイト)

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