初めての自作でパーツを選んでいるときに、CPUクーラーというパーツが販売されているのをみて、「CPUに付属している純正のCPUクーラーじゃなくて、別途購入した方が良いのかな?」と感じる事があるかもしれません。

「別途販売されているぐらいだから、純正のCPUクーラーだと良くないんじゃないか?」と思われるかも知れませんが、純正CPUクーラー(リテールクーラー)でもオーバークロック(OC)をしない通常の使用では全く問題はありません。

少なくとも私の経験では問題(熱暴走など)が起きた事は一度もありません。

記事の目次

  1. オーバークロック(OC)とは?
  2. 熱暴走って何?
  3. 純正CPUクーラーか、別途CPUクーラーを購入した方が良いのかの判断
  4. CPUクーラーを購入する時に確認しておきたい事

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オーバークロック(OC)とは?

オーバークロック(OC)というのは、メーカーが動作保証をしているクロック周波数(定格)以上で動作させてCPUの処理速度を上げる事です。

CPUの商品ページなどを見ると「クロック周波数3,4GHz(3400MHz)」などと書かれていますが、この数字の事をクロックと言います。

オーバークロックはメーカーが動作を保証している範囲を超える使い方をするという事ですので保証対象外になります。(行う場合には自己責任になります。)

熱暴走って何?

熱暴走というのは、温度が上がりすぎた事によって、CPUが正常に動作しなくなることを言います。

通常は純正CPUクーラーでもCPUが正常に動作する温度を保つことができるのですが、
処理速度を上げる事(OC)により消費電力が上がり
消費電力が上がったのでCPU自体の温度が上がり、
温度が上がり過ぎたため、純正CPUクーラーではCPUを冷やしきれず
(温度上昇を抑えるためファンの回転数が上がります。なのでCPUクーラーによってはうるさくなります。)、
その結果、CPUが正常に動作しなくなる=熱暴走を起こすということになります。

この温度上昇は、冷却機能が強力なCPUクーラーを使用すれば抑えられることもあるので、オーバークロックをするならば別途クーラーを選んで購入する必要が出てくるという事になります。

純正CPUクーラーか、別途CPUクーラーを購入した方が良いのかの判断

なので、オーバークロックをする予定ならばCPUクーラーを別途購入する必要がありますし、私の様に定格で使用するのならば(OCしないならば)、リテール品についている純正クーラーで全く問題ないです。

静音性にこだわりがある場合は別途CPUクーラーを購入したりする

ただ、機能的にはオーバークロックをしないならば純正CPUクーラーで問題ないですが、静音性にこだわりがある方は、別途クーラーを検討するのが良いと思います。

先程、CPU温度が上がると温度を下げるためCPUクーラーのファンの回転が速くなると記載しましたが、回転が速くなるとファンが回る物理的な音が大きくなります。

扇風機の弱→強みたいな感じです。

純正CPUクーラーでも、うるさくはないですが、「すごい静か」な動作を求めているならばそこは期待できません。私は純正クーラーでも気になった事はありませんが、人によってどのぐらいでうるさいのかは変わってくるとは思うので。

なので、音にこだわりがあるという場合には、ファンの回転数が少なくても冷却性能の高いCPUクーラーを別途購入する必要が出てきたりします。

冷却性能の高いクーラーがどれなのかは取っ掛かりが何もないと分からないと思いますが、売れ筋やランキングページ等で自分のソケットに合う物をいくつか見つけて比較していくと判断しやすくなると思います。

CPUクーラーを購入する時に確認しておきたい事

CPUクーラーを購入する場合には、どのCPUソケットに対応しているのかを確認して下さい。

また、PCケース、マザボのスペースとの兼ね合いがありますので、購入前に商品ページにてクーラー自体の大きさを確認して下さい。

また、CPUクーラーを装着したらクーラーのケーブルをマザーボードに挿したかどうかも確認して下さい。忘れやすい事なので。個人的には。

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