ハイレゾ音源を聞きたくなった時にノートPCの購入検討をする事があると思いますが、CDプレーヤーのDACを使用する場合には光デジタル・同軸デジタルの出力端子が付いているノートPCが必要、もしくはUSB-DDCの購入が必要で、USB-DACを使用する場合には、USB端子が付いているノートPCが必要です。

なので、USB-DDCやUSB-DACの場合にはほぼどのノートPCでも大丈夫ですし、既にノートPCを持っているならば、そのまま使用中のノートPCでハイレゾ音源を聞く事ができます。

また、CDP(CDプレーヤー)の中にもUSB入力できるタイプの物があるのでその場合には、USB-DACとしてCDPを使えるため、新たにPCを購入する必要はありません。

私の父の場合は、ノートパソコンを新調する事は決定していたので、マザーボードにデジタル出力端子のついているタイプのノートパソコンを購入する事にしました。

※この記事はハイレゾ音源を配信サイトで購入してCDプレーヤーに繋いで聞きたいっていう私の父のノートパソコン購入時に気をつけた事について書いています。

もう既にPCオーディオを楽しんでいて、更に音質向上のためにノートPC買い替えを考えているという方の役に立つ事は書かれていないと思うのでご了承下さい。

記事の目次

  1. どこで“DAC”するか?
  2. CDプレーヤーのDACを使用する場合
  3. USB-DACを使用する場合
  4. まとめ

スポンサーリンク


どこで“DAC”するか?

音質に少なからず影響が出てくるので、PCオーディオにハマっている場合にはかなり吟味して選ばないと納得のいくPC購入にはならないと思いますが、とりあえずPCオーディオとしてハイレゾ音源を聴いておきたいという感じならば、ノートパソコンを選ぶ時には「どこの部分にあるDACを使用するのか」「ナニでデジタル入力するのか」によって選び方、というかノートPCを新たに購入するかどうかが変わってきます。

CDプレーヤーに繋いでCDプレーヤーに搭載されているDAC(デジタルデータをアナログに変換する所)を使用する場合にはデジタル出力端子のついているノートPCを購入、またはUSB-DDCを購入という選択肢があり、USB-DACのDACを使用する場合には、そのままですが、USB-DACを購入する必要があります。

静音性に関係のある排気性能や温度上昇関係・SSDなどを確認するという部分はありますが、気にするのは上記のどっちでDACするか?ナニでデジタル入力するのか?という事くらいです。
(DACするというのは日本語としておかしいですが分かりやすく感じたのでこの様に記載します。)

CDプレーヤーのDACを使用する場合

私の父の場合の様に、CDプレーヤーのDACを使用してハイレゾ音源を聞こうと思っている場合には、出力できる光デジタル端子(optical out)もしくは出力できる同軸デジタル端子(coaxial out)のついているノートパソコンを購入する、もしくはUSB-DDCを購入する必要があります。

私が調べていた当時は同軸デジタルのついたノートパソコンはかなり高額(非メーカー製20万弱程度)な物しかなかったですが、光デジタルの物は5万円程度からありました。

USB-DDC(PCとUSBで繋ぎ、光デジタルや同軸デジタルで出力できる物)は、パソコンからUSBでデジタル出力し、光デジタルや同軸デジタル端子で出力して、CDPにデジタル入力する、という物です。

DDC=デジタル→デジタルコンバーター、です。

USB-DDCはUSB入力ができて、光デジタルや同軸デジタルで出力できるという商品です。
(デジタルで入れてデジタルで出す、という商品。)

CDPのDACを使用したい場合で、ノートPCの新調を考えていない場合にはUSB-DDCの方が費用がかからないです。

とりあえず、デジタルで出力してデジタルのままCDプレーヤーに入力し、CDプレーヤーのDACでアナログに変換してもらう様にすればいつものオーディオ環境で聴いているレベルで音楽を聞ける様になります。PCオーディオで。

CDプレーヤーのDACを使用したい場合には、CDプレーヤーに光デジタル入力(optical in)や同軸デジタル入力(coaxial in)の端子がついているか確認し、「DACモード」の様な機能があるかCDPの説明書で確認して下さい。

また、CDプレーヤーのDACの対応kHz/bitも確認し、利用しようと思っているハイレゾ音源配信サイトの音源まで対応しているか確認して下さい。

ノートパソコンにももちろんDACは搭載されていますが、USB-DACやCDプレーヤーのDACと比べると性能が劣るので、ハイレゾ音源を聞く場合には違う所でデジタルデータをアナログに変換します。

USB-DACのUSB接続もノートパソコンの光デジタル端子や同軸デジタル端子もUSB-DDCも、どれもデジタルのままDAC部分に出力してスピーカーやアンプに流す事でハイレゾ音源の音質を活かす事ができます。

デスクトップにする場合もサウンドボードの光デジタルでの出力や同軸デジタルでの出力で同じ事をします。

ただ、PC内部の電子ノイズの影響が出る事がある様なのでPCオーディオの場合はノートパソコンが選ばれる事が多いです。デスクトップパソコンではなく。

USB-DACを使用する場合

USB-DACを購入する場合、もう既にパソコンを持っていて音楽再生ソフト(foober2000など)を使用できるPC性能ならば(foober2000は必要スペックは全然ないのでほぼ全てのPCで使用できます。)、新たにノートパソコンを購入するよりも、そのPC購入のための予算をUSB-DACの予算に上乗せしたり、その他の必要機器(アンプなど)に充てた方が音質向上ができます。

DACの性能が大事なので。

PCオーディオの場合、DACの性能で音質の大部分が決まるそうです。

USB-DACは通販サイトでも売ってます。

また、USB-DACの場合はパソコンにUSB端子がついていれば大丈夫です。

既に持っているノートPCをそのまま使える事がほとんどですし、CDプレーヤーのDACを使用する場合(ノートPCから直の場合)と比べるとノートPCの選択肢はかなりあります。(USB端子はほとんどのノートPCについているため。)

ハイレゾ対応のUSB-DACやヘッドホンアンプの売れ筋(Amazon)

まとめ

まとめると、

  • CDプレーヤーのDACを使用する場合には、光デジタルや同軸デジタルで出力できるノートPCを選ぶ。もしくはUSB-DDCを購入する。(CDPのデジタル入力に合わせた端子がついているか確認する。)
  • USB-DACを使用する場合はノートPCを既に持っていてうるさくないならばそのノートPCでOK。

という事になります。

ハイレゾ音源を聞くにはDAC機器の他にもファイルや再生ソフトの用意が必要です。

関連

どういったサイトでハイレゾ音源ファイルが買えるのか?等について
ハイレゾ音源配信サイトのまとめ

ファイルの違いについてはこちら。
ハイレゾ音源のファイル形式(wavやflac、dsfやdff)による違い

スポンサーリンク


関連のあるその他の記事