私は「パソコンで聞く良い音をハイレゾ音源というのかな?」と思っていたのですが、ハイレゾ音源というのは、44.1kHz/16bit以上のデータ量の音源の総称みたいです。

この数字はどこからきているかというと、CDの情報量からきています。

CDに入れられるデータの量としては44.1kHz/16bitで、それを超えるデータ量(96kHz/16bitや192kHz/24bitなど)の音源をハイレゾ音源と呼ぶ様になったみたいです。

という事で、「ハイレゾ音源とはCD以上のデータ量の音源の総称」です。

以降の目次

  1. 何でCDって44.1kHz/16bit?
  2. ハイレゾ音源はPCファイルだけじゃない
  3. PCオーディオとしてハイレゾ音源を聴くメリット
  4. まとめ

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何でCDって44.1kHz/16bit?

何でCDって44.1kHz/16bitって疑問が出てきたのですが、以下の様な経緯があるみたいです。

読んでも全然分からなかったのですが、とりあえず今まで使用してきた物を踏襲した方が何かと都合良さそうだよね。という事だと思います。

一般社団法人 日本音響学会|Q and A (003)より引用

一見すると,確かに CD のサンプリング周波数の 44.1 kHz は,DAT の 48 kHz に比べて中途半端な値のような気がしますね。これにはディジタルオーディオの開発の経緯が関係しています。開発当初,PCM 化された信号は 1 MHz 以上の広帯域ですので,とてもアナログテープレコーダの方式で記録することは無理でした,そこで,すでに実用化されている VTR 方式(回転ヘッド方式)を利用することが考え出されました。商品化されたのは,VTR を記憶媒体とする PCM プロセッサで,VTR の機構には一切手をつけず,映像信号としてディジタルオーディオの信号を記憶する方式で,水平垂直同期信号などもそのまま使われていました。このときの標本化周波数が NTSC 方式 VTR を利用する場合,44.056 kHz,PAL SECAM (CCIR)方式 VTR を利用する場合 44.1 kHz でした。 そこで,CD のサンプリング周波数もこれと合わせておくと,ディジタル化したソフトの蓄積,システマティックな拡張に都合がよいというのが主な理由です。

また他にも、人間が聴くことができない所のデータは省いていいんじゃない?って事でCDのデータ量が上述した44.1khz/16bitになったという部分もあると書かれている方もいらっしゃいました。

詳しくは【デジタルレコーディングの基礎知識】その3 24/96って本当に意味あるの?をご参照ください。

そして、「人間の耳では聞こえない所を省いてCDに入れてみたけど、もしかしたらその部分を“感じる”事ができるのかも?」という感じで、44.1khz/16bit以上の音のデータが見直されてきた様です。

理論的には聴こえない音でも、それがある事によって音に深みや幅が出て、いわゆる“良い音”になってくるんじゃないか?という感じで。

ハイレゾ音源はPCファイルだけじゃない

ハイレゾ音源カテゴリのトップにも記載しましたが、私の場合は父に頼まれてPCオーディオとしてハイレゾ音源を聴ける様にするのが目的だったのですが、ハイレゾ音源はPCでファイルで聴くだけでなく他にも聞く方法があります。

SACD(スーパーオーディオCD)等です。

なので、オーディオに詳しい方で既にSACDを聴いているという方はもう既にハイレゾ音源を聴いているって事になります。※

※ちょっと何言っているか分かりづらいかもしれませんが、私は調べ始めた当初ハイレゾ音源=PCオーディオと勘違いしていたのでこの様に記載しています。

ハイレゾ音源がどんなもんか聴いてみたい!って思ってPC購入を検討していたり、USB-DAC購入を検討している方がいるかもしれませんが、もしかしたらもう既に聴いているかも!?って部分があるので注意して下さい。

SACDを聴けるCDプレイヤーを持っている場合には、PCオーディオの環境を構築する前にSACD一枚買ってきて試し聞きをしておくのが良いかと思います。

ハイレゾ音源の音質がどんなもんかUSB-DACやPCを購入する前に分かるので。

PCオーディオとしてハイレゾ音源を聴くメリット

SACDはAmazon等の通販サイトや実店舗でも販売していますが値段は普通のCDよりも高めで3200円~4600円程度の物が多いです。(2000円代の商品もありますが少なめです。)

また、SACDになっている楽曲自体もそんなに多くはないですし、実店舗の場合は取り扱い店舗も限られています。

で、これがPCオーディオとしてファイルでハイレゾ音源を聴ける状態(※1)にすれば、WAVファイルやFLACファイルのハイレゾ音源を取り扱っているサイトが複数あるので、ハイレゾ音源で聴ける音楽の数や種類も増えますし、わざわざ取り扱い店舗に行かなくてもダウンロードで購入すれば良くて楽(※2)っていうメリットが出てきます。

まとめ

という事で、まとめると、ハイレゾ音源とは44.1kHz/16bitを超える情報量の音源の総称で、ハイレゾ音源自体はPCオーディオでなくとも聴く事ができるのですが(SACDなど)、PCオーディオでファイルで聞ける様にすると楽曲の選択肢が増え購入の手間も減らせるって事になります。

ハイレゾ音源配信サイト:e-onkyo music

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