グラフィックボードは、商品によってはかなり消費電力が高いことがあるので、余分にビデオカード(グラボ)にピン(電源からのケーブル)を挿し、直に電力をとる必要がある商品があります。

これが補助電源です。(グラフィックボード全てが補助電源を必要とするわけではありません。)

マザボのPCIEXPRESSからだけでなく、電源ユニットから直接電力を供給する物で、電源ユニットから出ているケーブル(PCIEXPRESS6ピンなど)をグラボの右上などに挿します。

こんな感じで。(写真はマザボに取り付けたグラフィックボードを上から撮っている状態です。)

補助電源をグラボに挿している箇所

「補助電源」というと新たにもう一つ電源ユニットを用意するの?って感じがするかもしれませんが、新たに用意する必要はありません。

既存の電源ユニットから出ている「PCI Express用ケーブル」をグラボに挿すだけです。
(PCI Express用ケーブルが電源ユニットから出ているかは電源ユニットの製品ページで確認する必要があります。直に見ても形的に判断できると思います。6ピンや8ピンなので。)

補助電源を挿さなければいけないグラボなのかどうかは商品ページで確認する事ができます。
(商品説明の欄に補助電源〇〇ピンと書かれていたりします。)

売れ筋のグラボの中にも補助電源が必要な物と必要でない物が混在しているので商品ページで補助電源の有無を確認して下さい。

ゲーム用途のグラボの場合、高性能な物が多く消費電力が高いので、補助電源が必要なグラボが多いです。

捕縄電源6ピンのグラボ必要なケーブルのピン数(6ピンや8ピン)はグラボによって違いますので、購入前に確認が必要になります。(画像は6ピンの物です。)


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ケーブルがあるかどうかを一応確認する

もし補助電源を必要とするグラボの場合には、ピンを挿せる電源パーツなのかどうかの確認も一応しておきます。

電源パーツによってはそもそものPCIEXPRESS用ケーブルが出ていなく、そのままでは補助電源を挿すことができない場合がありますので。

なかった場合にも、変換ケーブルがありますので、問題になる事はあまりありませんが一応確認しておきます。

変換ケーブルって何?

6ピン、8ピンの変換ケーブル

変換ケーブルはこんな感じの物です。

上の黒い部分が6ピンになっていてグラボ側に挿します。8ピンの物もあります。

下の白い部分は、電源から出ているケーブル側に挿します。上の画像の右下に写っている白い物(電源から出ているケーブルの先端部分)にハメ込みます。


変換ケーブルは殆どの場合グラボの付属品としてありますし、もし付属していない場合も別途購入する事ができます。

以下の様な商品です。

電源側はSATA用の電源コネクタを変換してグラボに挿せる様にする商品などもありますので、変換ケーブルを使用する場合にはどのケーブルが余っているか確認して下さい。大概は写真の様な白い奴(4つ丸い穴のあいているコネクタ)だと思いますが。

ちなみに白いコネクタは、私は初めて知ったのですが「ペリフェラル電源コネクタ」って呼ぶみたいです。また、写真では白ですが、電源ユニットによっては黒い場合もあります。

電源ユニットの最大供給電力量?

また、消費電力が高いグラフィックボードを使用するという事は(補助電源をさしたり)電気をもっと使うということですので、電源パーツの容量が足りているかどうかの確認も必要になります。

例えば、400Wの電源ユニットでしたら最大で400ワットまでしか供給できないパーツですので、新しくグラフィックボードを挿したとして全てのパーツの消費電力の総和が400ワット以下なのかどうかの確認をする必要があります。
(グラボだけでなく、その他のPCパーツも合わせた合計を最大供給量以下に抑える必要があります。)

動作させるためには、「供給できる最大W数 > 消費電力の総和のW数」でないとならないのでその確認です。

ただ、PCパーツ全体でどのくらいの消費電力かを正確に調べるのは難しいです。
(パーツを入力すれば消費電力が調べられる様になるサイトもありますが、正確には難しい感じです。)

どのくらいの容量の電源ユニットにすれば良いのか?

電源容量は多ければ多い程良いかというと、そうでもなく、パーツ寿命に関わったり、消費電力が多くなったりもします。

一般的なPCの構成では(ネットゲームをする場合など)500W程度あれば充分な事が多いです。

一概には言えないので、やりたいゲームの動作実績のあるPCで似た様なパーツを使用しているPCの電源ユニットを確認したり、それでも分からない不安がある場合には質問サイト等で自作経験のある方に確認してもらうのが良いと思います。

もし消費の総和が供給を超えるだろうと思った場合には電源パーツを新たに購入する事も考えなくてはなりません。
そのグラフィックボードをどうしても使用したいという場合には。

私の場合は、電源ユニットのランキング(Amazon)等から必要なW数の電源を最初にある程度選んで、その後レビュー等を見て比較していきます。

自分が使用している電源が分からない場合には、パソコンのケースを開けて電源ユニットのラベルを確認すれば、「TOTAL ○○W MAX」などと電源パーツに書いてあるので確認する事ができます。

という事で、グラボの補助電源関係についてでした。

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