ソケットというのは、CPUをマザーボードにハメ込む場所の名称です。
この場所は、名称によって形状自体が物理的に違うので(ピンの数など)、CPUを交換する時にはマザーボードのソケットとCPUの製品ページ等に記載されているソケット名を合致させる必要があります。
動作させられるかどうか(CPUをマザボにハメ込めるかどうか)に関係してくるのがソケットです。
組み立てる時にこんな感じでマザーボードのソケットにCPUをハメ込みます。
そのため、CPUを交換する時にはCPUとマザボ双方のソケット名を確認しておく必要があります。
CPUの商品ページなどで見た事があると思いますが、LGA1155やLGA2011などがソケットの名前です。(Intel社のCPUでいうと。)
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マザボのソケットとCPUのソケットを合致させる必要がある
CPUの交換をする際にはCPUの製品ページに書かれているソケット名を確認して、使っているマザーボード(もしくはこれから買うマザーボード)のソケット形状と同じものを選ぶ必要があります。
例えば、今使用しているマザーボードのソケット名がLGA1155だった場合、購入検討中のCPUの製品ページに書いてある対応ソケットがLGA2011なら、そのCPUは現在使用中のマザーボードでは使用する事ができない、という事になります。
そのCPUを使う場合には、LGA2011のマザーボードを新たに手に入れる必要が出てきます。
マザボのソケットはどこで分かるのか?
マザーボードのソケットは製品名で検索し製品ページを見ると確認する事ができます。
使っているマザーボードの製品名が分からない場合
今使っているマザーボードの製品名が分からない場合にはフリーソフトなどで自分のマザーボードの製品名を確認します。
自分のPCのスペックが分かるフリーソフトは色々とあるのですが、私の場合はCPU-Zというソフトを使用しています。
CPU-ZのMainboardタブでマザボの商品名が確認できるので、その後ネット検索をすれば製品情報ページなどでマザーボードのソケットを確認する事ができます。
マザボの製品情報ページには対応CPUなども書かれているのでどのCPUが使えれるのか等も確認できます。
もしくはCPU-Zの「CPUタブ」にてソケットをそのまま確認できたりもします。
(AMDのCPUを使用していて互換性があるソケットの場合にはマザボの製品ページでソケットを確認します。)
調べた結果、使用しているマザボと購入したいCPUのソケット形状が違っている場合には、新CPUに換装するにはマザーボードごと交換する必要が出てきます。
もしくは、マザボのソケットに合致したソケット形状のCPUを新たに選びなおす必要があります。
互換性のあるソケット
会社によってはソケット名が違っても、BIOSという物を更新すれば使用できる様になる商品なんかもあります。(※BIOSの更新は自己責任の作業です。)
AMD(会社名)ではソケットに互換性があるものが多いので(製品が新しくなってもピンの数など、物理的な変更があまりなかったりします)、長期間使っていてマザーボードが古くなっても、マザボを変更せずにわりと新しいCPUが使用できる事があったりなんて事もあります。
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