パソコンゲームでやりたいものが見つかり、高性能PCが必要になり、いざ、目当てのゲームができるパソコンを調べてみても値段的に「高い・・・。」と感じる方もいる事と思います。

誰だって、費用は安く抑えたいものです。

その結果、「パソコンって自作できるらしい!」と考え、ゲームパソコンの自作を検討するようになった方もいる事と思います。

この記事は、そんなあなたへの注意点になります。

この記事が対象にしている人

  • オンラインゲームをやりたいけど、ハイスペックPCは高いから自作してみよう!と思った方
  • 自作できるようになれば、ゲームパソコン安く手に入れられるんじゃないかな?と思った人

結論から言うと、おすすめなのは、一台目はゲームパソコン(ツクモ)の中から選び、後々必要が出て来たらそれを拡張していく、というやり方です。

記事の目次

  1. ゲーム用パソコンを自作して値段が安くなる事を期待してる?
  2. パソコンを自作するメリットは二台目から?
  3. 自作したい!のか、ゲームがしたい!なのか
  4. どんな人は自作で大丈夫?

ゲーム用パソコンを自作して値段が安くなる事を期待してる?

パソコンを自作するためには、「自作」についていろいろと調べていかなくてはなりません。

なにも知らないままやる場合には、パーツの組み合わせによって動作すらしないなんて事もありますので。

時間的な費用

その「自作するための知識を入れる」のには時間がかかりますし、構成を考えPCパーツを選ぶ事にも時間がかかります。

それぞれのパーツの組み合わせで動作する(対応している)パーツが異なりますので、それらを確認するのにもまた知識が必要です。

パーツを揃える費用

そして初めてパソコンを自作する場合に注意しておきたいのが、「全てのパーツを購入する事になる」という事です。

CPU、メモリ、マザーボード、HDD(SSD)、電源ユニット、光学ドライブ、モニター、キーボード、マウス、スピーカー、各種ケーブル、などなど。

ソフトの費用

そして自作ですからソフトも自分で購入する必要が出てきます。

OS(Windows7など)のディスク、オフィスソフト(ワード、エクセルなど)を使うならそれも購入しなくてはなりません。

自作PCですから、何もしないで、最初から入っているわけではないのです。

また、OSをインストールするのも自分でやる必要が出てきます。

不具合への対処

その上で起動させるまでに不具合が起きたら自分で対処しなくてはなりません。

パーツの選定が間違っていても、パーツ毎の保証はありますが、それはパーツ自体の不具合ではなく、組み合わせの問題である事が多いので保証対象外である事もあります。

一台目は高くなる事が多い

ですので、個々のパーツ代、ソフト代、など諸々を合わせると自作パソコン1台目の値段は安くはならない事になります。

自作の1台目は高くなることが多いのです。

また完成させるために要する時間は(パーツ選定や組み立てる知識を知る時間も含めて)、お金を払ってでも減らしたい事である事も多いです。

そもそもそういう目的のために上述したゲームパソコン(ツクモ)等の商品があります。

パソコンを自作するメリットは二台目から?

自作パソコンのメリットは、「安く仕上げられる!」ではなく、純粋に「自作してみたい!」が大部分です。

昔と違い、今はそもそもの新品パソコンの値段が下がってきたことも要因になっています。

パソコン2台目というか、拡張や換装(※)していく事を考えているならば、「その次のゲームパソコン」は普通に買うよりも安く仕上げることができます。

もう既にPCパーツの大部分をもっているので。

PC性能を上げるためにパーツを交換したり新たにパーツを増やす事を「換装」とか「拡張」、「増設」と言ったりします。

「二台目は費用がかからない」という意味

OSのマスターディスクを持ってれば次のPCでも使えますし(※)、ケース、モニター(ディスプレイ)、キーボード、マウスは基本的には次のパソコンでもそのまま使う事が多いです。

そして、CPU、グラフィックボード、メモリ、マザーボード、電源ユニット、サウンドカードも流用できます。
(パソコンのどの性能を上げたいかによって流用するパーツは変わってきます。)

※パーツを拡張するだけならば、そのままそのOSを使用する事はできますが、OSにはプロダクトキーというのがありますのでパソコン2台持ちにする場合には1台目では使えなくなります。

二台持ちにする場合にはもう一つOSを用意する必要があります。

BTOショップのPCを拡張していくのも一つの手

ですので、自作PCを検討し始めた理由が「安くゲームPCを手に入れたい!」ならば、1台目から自作するというのはおすすめできません。

パーツを全て一から手に入れなければならず、自作の知識を勉強するのに時間も必要なので。

パーツを拡張するならば一台目は、ツクモ等でゲーム推奨パソコンを購入し、そのパソコンを拡張していくのが一番簡単で費用も安く、時間もかからないです。⇒初めてのゲームパソコンでおすすめなのはBTOショップの推奨パソコン

お店で購入すれば、最初から組み立ててくれているし動作の保証をしてくれているので、自作するために必要な知識を頭に入れる時間も飛ばせますし、実際の組み立てや、OSのインストール、パーツ選定にかかる時間、などが飛ばせます。

そしてその上で、拡張したいパーツが出てきた場合には、そのパーツだけ調べれば済む様にできるので「自作する」へのスタートが簡単になります。

もし、その時にパーツ選定を間違えてしまったとしても、一つのパーツだけにする事ができますし、最終手段として、オークションなどで売れば8割程度の値段で売れるという逃げ道もあります。

ゲームパソコンはこちら(ツクモ)

自作したい!のか、ゲームがしたい!なのか

そして一番重要なことですが、そもそも「パソコンを自作したい!」ではなく、「オンラインゲームがやりたい!」なのです。

現時点でやりたいと思っているゲームができるPCを、BTOパソコンショップの「〇〇ゲーム推奨パソコン(※)」から選ぶならば、すぐにゲームをする事ができますし、もし後々にやりたいゲームが出てきた時にもその時にパーツ拡張の知識を頭に入れれば済むようになります。

その時には殆どのパーツを流用できますし、ただグラボを変えるだけならば、そのパーツ代だけで「2台目のパソコン」の様な感じにできます。

一つパーツを変えるだけで、かなり愛着が出てきますし性能の変化を感じられます。

一台目はBTOショップで購入するとした場合の注意点

一台目は自作せずにBTOショップで購入する、とした場合に前もって注意しておきたいのは、上記にも少し記載しましたが、後々のゲームをする場合には自作や拡張に関する知識は必要になる事がある、という事です。

また、後々にCPUを変更する事も考えるならば、BTOショップで購入するときにマザーボードが対応しているCPUを前もって確認しておく必要があります。

マザーボードに対応しているCPUを確認して、換装して性能を上げられるぐらいのCPUがあるかどうか、の確認です。

なかった場合には、後々のゲームをやるにはグラボの換装だけでできるかどうかが決まってしまいますので。(※)

※マザーボードにはソケットという部分があり、ここの形状がCPUと違ってしまうとCPUを交換する事ができなくなってしまいます。

この「ソケット」はどんどん新しい形になる事が多いので、購入時点でCPUの交換対象の余裕を確認しておかなければ後々CPUを交換しようとしても性能的に妥当な物がなくなってしまいます。

そうすると、最新のゲームをするにはマザーボードを変更するしか選択肢がなくなり、マザボを変更したら、メモリも変更する必要が出てきたりするので結構費用がかかってしまう、という部分があります。

なので、BTOショップで購入する場合にもマザボの対応CPUを確認できる場合(※)には、あらかじめどんなCPUを拡張できるのかを確認しておく方がより長い期間使えるPCを選ぶ事ができます。

※マザボの型番が分からない事もあります。
その場合にはネット検索すると記載してくれている人がいる場合もありますので調べてみて下さい。

CPUの「ソケット」と違い、グラフィックボードはインターフェースがPCIExpress×16というものが大部分で、変わる事があまりないので後々でも「性能が高いグラボが欲しいけど拡張できない・・・」という問題はあまり起こりません。(スペースや電源容量の問題※を除き)

どんなマザーボードでもPCIExpress×16という接続規格があればグラボを拡張する事ができます。(PCIExpress×16は殆どのマザーボードにあります。)

どんな人は自作で大丈夫?

まとめますと、

  • パソコンを自作してみたい!
  • もうパソコンを持ってて、パーツを全部変えるわけではないから拡張してゲームがしたい!

という方は、自作で何も問題は出てきません。

ただ、拡張できるパソコンなのかどうか※を確認する必要はあります。

やり方が分からないという場合には、ゲームパソコン(ツクモ)の中から選び、必要が出て来たらそれを拡張していくというのがおすすめです。

このサイトでもPC自作に関して記事にしていますが、実際に自作する際には自作に関する雑誌や本を一冊購入しておくと、どんなもんかが分かるのですごくやりやすくなると思います。

また、自作がどんなもんか知りたい場合には、ニコニコ動画やYouTubeなどでパソコンを自作する流れをアップしてくれている方もいますので、見ておくと参考になるかと思います。

関連のあるその他の記事